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学生教育 〜個別最適かつ協働的な学びの実現〜

 当科では、個々の学生が自らの関心を追求しつつ、仲間とともに学び合う中で、患者さんに寄り添う真の医療者へと成長していくことを、私たちは全力で応援しています。
 医学科3年生では医学英語・研究室配属、医学科4年生では座学講義・Pre-CC OSCEに向けた実習・臨床実習を担当しています。臨床実習は診療参加型の形式を取っており、1名の患者さんを受け持ち、病歴聴取→神経診察→鑑別疾患と必要な検査の列挙→診断と治療方針の立案まで、一通りの流れを学びます。医学科5〜6年生では選択実習(クリニカル・クラークシップ)を担当しています。各病棟チームに所属し、指導医と共に”ほぼ研修医”として診療に参加します。各学生の興味や習熟度は多様なので、実習内容は柔軟にカスタマイズしています。医師だけでなく多職種との連携の重要性を学ぶ場も豊富にあり、実践的なチーム医療の経験を積むことができます。機会があれば学会発表も積極的に行って頂いております。当科では本学以外の方の臨床実習も、もちろん大歓迎です(詳細は本学学事課までお問合せください)。
 百聞は一見に如かず、ご興味があればすぐにご連絡下さい!

初期研修教育 〜未知の魅力との出会い〜

 当科では、初期研修の期間を将来の可能性を広げる貴重な時間と考えています。当科のローテーションでは、脳卒中からパーキンソン病などの神経変性疾患に至るまで、幅広い疾患を経験することができます。その中で、救急対応や急性期の管理だけでなく、社会的資源の活用や患者さんの生活を支える全人的な医療の重要性を学ぶことができます。
 ローテートする初期研修医の中には、研修前に「脳神経内科は難しそう」「自分には縁がない分野だ」と感じている人も少なくありません。しかし、実際に私たちと共に診療に携わる中で、脳神経内科の奥深さや、患者さんの生活を支えるやりがいに魅了される人が多くいます。実際、これまで将来の専門科として全く脳神経内科を考えていなかった研修医が、当科のローテートをきっかけに脳神経内科の面白さに目覚め、最終的に進路を変更したケースもあります。脳神経内科は、決して“特別な人だけの分野”ではありません。むしろ多くの人にとって、医師としての幅を広げるきっかけになり得る分野です。当科では、初期研修医一人ひとりが安心して挑戦でき、ローテート後には「慈恵医大脳神経内科で楽しく学べて良かった!」と言ってもらえるような研修を目指しています。

後期研修教育 〜専門性と多様なキャリアの育成〜

 当科では、後期研修を神経内科専門医取得に向けた確かな診療能力を習得する場であると同時に、将来のキャリアを形作る重要なステップと位置づけています。脳卒中、神経変性疾患、神経免疫疾患、てんかんなど、脳神経内科領域全般にわたる豊富な症例をバランス良く経験することができます。神経診察や画像診断、電気生理検査、脳波検査、神経超音波検査など、脳神経内科医として必須の診療技能を、実践を通じて段階的に修得していきます。
 当科の研修の目標は単に神経専門医の取得に留まりません。専門医取得後のキャリアを見据えて、皆さんのご希望に沿った豊富な選択肢を用意しています。脳卒中や認知症など、特定分野の専門性をさらに深めたい人には、その分野のエキスパートの下で研修できるように国内留学を推奨しています。臨床研究や基礎研究に挑戦したい人には、研究テーマの提案や大学院進学のサポートを行い、学会発表や論文執筆も積極的に支援しています。実際、当科の後期研修修了者は、大学病院で専門領域を究める道、地域中核病院で活躍する道、研究の世界に進む道など、さまざまな進路を選び、それぞれの場で力を発揮しています。詳細は下記リンクもご参照ください。

他施設での研修・学会発表

その他、当科では様々な外部研修の機会を用意しております。

国立精神神経医療研究センター サマーセミナー

 小平駅から国立精神神経医療研究センター(NCNP)にまたがる一帯は緑豊かですが、夏に訪れるとうだるような暑さです。駅から歩くとすぐNCNPの敷地が見えてくるのですが、その側道を歩けど歩けど、いつまでたっても目的の建物や敷地の正面玄関が現われず、少し不安になります。それくらい広大な土地にNCNPはあります。
 NCNPのサマーセミナーはたぶんほとんど毎年7月くらいに開催されており、参加者は全国から集まります。
 セミナーでは、神経免疫疾患、認知症、神経変性疾患、神経病理、筋電図検査、遺伝子解析、画像読影など神経疾患に関する様々な分野について、NCNPの専門家の先生が臨床に使える知識・技術を分かりやすくレクチャーしてくれます。特に画像の読み方と変性疾患の治療薬の選択は私が脳神経内科で働き始めて理解できず悩んでいた分野でした。今すぐ臨床の現場で役立つ内容に溢れた資料は何回もめくったので、留め具の所で紙が千切れそうになっているくらいです。
 会期中に開かれた懇談会で他病院の敏活な皆さんと美味しい洋風だし巻き卵を食べたことも楽しかったです!

日本神経学会 サマーキャンプ

 卒中・変性・免疫と、バリエーション豊かな講義の数々は、どれも個性が光る唯一無二の面白さでした!なかでも、神経診察や神経病理の奥深さに焦点を当てた講義が多く、神経内科の魅力に改めて惹き込まれました。好奇心がどんどん刺激される、まさに“幸せな時間”でした。
 また、キャリアパスの多様さについても知ることができ、将来を具体的に考える貴重なきっかけにもなりました。参加して本当に良かったです!

亀田総合病院での研修

 亀田総合病院での研修では、診察に関するクルズスを行って頂き、カンファレンスへの参加や外来の見学も行いました。神経診察に重点を置き、特に局在診断や脊髄疾患、末梢神経疾患について深く学べました。正確な診察、適切な局在診断・質的診断を経た上で有効なケアを行うことが、患者さんへの貢献になると実感しました。正しい所見をとることができるようになるために、ペアでの診察練習を通して基本を徹底しました。
 また、AIと神経内科診療の未来についても考える機会がありました。AIは多くの分野で活用が進んでおり、神経症候学も例外ではありませんが、AIが医師に取って代わることはないと感じました。AIは情報の解析や診断支援を行えますが、所見の取得や臨床判断、患者との信頼関係の構築は医師にしかできません。今回の実習を通じて、診察の重要性とその意義を再認識しました。

Stroke 2025での学会発表

 5年次の診療参加型実習の4週間で経験した症例を、Stroke 2025で発表する機会をいただきました。限られた時間の中で作成するのは大変でしたが、指導医や医局の先生方のご指導のおかげで形にすることができました。発表当日は緊張とともに、高揚感もありました。学生のうちにこのような貴重な経験をさせていただき感謝しています。この経験を糧に、今後も積極的に学びを深めていきたいと思います。

てんかんセミナー

 夏に開催されたてんかんセミナーに参加しました。これまで私は、救急外来で意識消失や痙攣を主訴に来院された患者を診る機会はあったものの、「てんかんらしさ」について明確なイメージを持てていませんでした。しかし今回のセミナーを通じて、病歴聴取の重要性を改めて実感しました。AuraやFigure of 4 signといった所見も含め、本人や目撃者からの詳細な情報収集が診断の鍵になることを学びました。また、てんかん診断が患者にもたらす社会的な不利益についても触れられ、より慎重かつ正確な診療姿勢と、患者との対話の在り方について考える契機となりました。全国の第一線で活躍されている先生方の講演からは、明日からの診療に活かせる知見を多く得ることができ、大変有意義な時間となりました。

血管内治療ハンズオン

 血管内治療シミュレーターや血管モデルを用いたハンズオン講習を通じて、カテーテル操作、血栓回収術、コイル塞栓術といった血管内治療の基本的な手技を、実際に手を動かしながら学ぶことができました。指導してくださったのは、いずれも第一線でご活躍されている脳神経内科の先生方でした。動脈瘤に対するコイル塞栓術をはじめとする高度な治療も脳神経内科医が担っておられることを知り、大きな刺激を受けました。これまでカテーテル治療といえば脳神経外科領域という印象が強かったのですが、脳神経内科の立場からも血管内治療を行えると実感し、将来の選択肢が広がったようにも感じました。また、シミュレーターや血管モデルを用いたトレーニングにより、治療の流れが明確にイメージでき、カテーテル操作の繊細さや難しさ、そして奥深い魅力を実感しました。今後の進路を考える上で、非常に貴重な経験をありがとうございました。

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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